様々ターン術
競艇は、2つのブイを180度旋回して行われます。
競艇選手を育成するためのやまと学校で最初に習う
基本のターンというのは、ターンマークの手前で減速して、
方向を180度変えながらハンドルを切って徐々に加速して、
直線に向いたらハンドルを戻していくものです。
左手で操作するスロットルレバーというのを放すことで減速し、
加速はレバーを握ることで行なっていきます。
より速く旋回するために、旋回のときに左手のスロットルレバーを放さないで、
スロットルレバーを握って加速したまま旋回することを全速ターンといいます。
これは、今村豊選手が第一人者といわれていますが、
現在ではほとんどのレーサーができる技となっています。
つぎに、モンキーターンというのは旋回半径をより鋭く、
小さくし、より速いターンを追及していった結果生まれたものです。
ボートの上に立ち上がり、サイドをかけながら右足の荷重によりターンする
旋回術がモンキーターンです。
モンキーターンは飯田加一選手が最初に行ったといわれています。< 90年代には最先端の旋回術でしたがが、 現在では多くのレーサーが修得していて基本テクニックで、選手それぞれが独自に進化させています。