水面気象情報
追い風の時には第1ターンマークに波がたまるために水面が安定しなくなり、
スピードをつけたターンが流れやすくなってしまいます。
逆に向かい風では、インの加速がつかないので、風の抵抗を受けたまくり艇はサイドがかかって、
スロットルレバーを握って回りやすくなるのです。
また、気温が低くなると、モーターの体積効率が上がるために、
パワーアップして出足が強くなります。
そうなるとイン寄りのコースが有利になり、
重量級も戦いやくなります。
夏場は逆にインの勝率が落ちて、まくり差しやまくりが決まりやすくなります。
モーターの空燃費に大きな影響を与えるのが湿度。
モーターの出力が下がる湿気が多い日は、インコースの選手は出足不足に泣かされることも少なくありません。
アウトのレーサーや相対的にダッシュスタートから全速で回れる
センターのレーサーが活躍するようになります。
そして、潮が引くと水面が安定してくるために、スピードに乗ったターンがしやすくなります。
逆に潮が満ちてくると水面は高く不安定になるために、
スロットルレバーを握って回るのが難しくなります。
そのため、スピードを落として回ることの多い差しやインのほうが有利になります。